【間違い】個人売主の場合は手数料が少くなる。中古住宅の取引は面倒くさい
カバ社長:おい、このC社が作ったマイソク(販売広告図面)のどこを見た?
ブー太郎:え、資産価値が高い物件だなあって感じまして。
徒歩9分の戸建てだし、築後経過年数も15年で価格が下がりきっている頃合いで買い時としてはいいですよね。角地でもあって、土地の資産性も高いかと。
ぱっと見、外壁や屋根のメンテナンスもしっかりしてるみたいですし。設備も、複層ガラスや断熱ドアなど断熱性能も良さそうです。
カバ社長:アホか!見るのは物件内容じゃない、右下の手数料の欄だ!!物件なんてなんでもいいんだよ!
右下の欄をよーーーくみろ。「専任媒介」って書いてるだろ。売主が「売ってください」ってお願いした不動産会社(元付仲介業者)が付いてるんだよ。
ブー太郎:ええ、売主側に仲介業者(不動産会社)が付くってことですね。
カバ社長:そうだ。そうすると、うちが買主をみつけてきて契約が成立しても、うちは買主側からしか仲介手数料をもらえないだろ?
売主は元付仲介業者へ仲介手数料を支払うんだから。こういうのを片手取引という。「取引態様」の欄に「一般媒介」とか手数料に「分かれ」とか書かれている物件はツマンナイの!
それに引き換え、右下に「売主」って書かれてある物件、つまり売主と買主の間にうち1社しか入らない両手取引なら報酬が倍になるんだ!やっぱりそっちの方がオイシイだろ!
ブー太郎:片手取引って真っ当なやり方だと思うんですけど…
カバ社長:あのなあ、うちは商売でやってんだよ。利益を追求して何が悪い!
それにな、中古戸建ての場合、「中古ってなんだか不安…」て思う客が多いだろ。新築志向の日本人には売りづらいんだよ。
ブー太郎:でも、建築士が建物を調査する「インスペクション」とか、中古住宅版の瑕疵保険「既存住宅売買瑕疵保険」ってあるじゃないですか。
カバ社長:おめえは知らなくていいことまで知ってんだな!
確かにな、そういう方法はあるし安全性を見抜いて売買する制度はずいぶん整備されてる。
だがな、いちいち売主に対してインスペクションの許可貰ったり、そもそもそういう手順踏んでると取引スピードがガタ落ちになるだろ!不動産取引はスピードが命って言っただろ!
ブー太郎:…なんだかイメージで売りやすいキレイな物件とか、両手取引できる物件ばっかりすすめようとしてません…?
カバ社長:だったら何だってんだ!おめえはなにも不動産取引がわかっとらん!クビだクビ!!!
なにをすればいいかもう一度考えてから出直してこい!
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初めから再チャレンジ!
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