首都圏人口、居住人口(ストック)は高齢層・流入人口(フロー)は若年層

首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の人口は居住人口(ストック)でみれば超高齢社会、人口流入数(フロー)でみれば若年層の流入に勢いがあるという対照的な状況が生まれています。

ただその数を冷静にみてみると、居住人口(ストック)に比べて流入人口(フロー)は一桁以上少なく、若年層の流入が突出しているとはいえそれを上回るスピードで若者の数は減り続けています。

全体としては首都圏人口は増え続け流入数が多いのも若者ですが、少子化によって若者人口が極端に少ないピラミッド構造です。首都圏といえども超高齢社会を補うほどの人口流入はできず、どんどん高齢者の割合が増えているというのが実態なのです。

また、75歳以上の高齢者に絞ってみれば、ストックもフローも増加しています。

60歳前後で現役世代を退き地方へ移住する人がいる一方、その後の老齢化に伴って、利便性の高い都心に回帰する様子が伺えます。以下で具体的にみていきましょう。

【ストック】40歳未満の人口が大きく減り、65歳以上の高齢者が増加

居住人口について、下の図は2010年と2015年時点の首都圏人口を年齢別に比較し、その差分(増減)を灰色のグラフで示したものです(総務省の公表データなどを基に作成)。

40歳未満の若年層は人口が減っている反面、65歳以上の高齢者が増えている様子がわかります。

首都圏に人が集まっているとはいえ、結果としてこの5年間で増加したのはほとんどが65歳以上の高齢者なのです。

このまま居住人口が5歳年齢を重ねそのまま横にスライドすれば、5年後にもさらに若年層減少・高齢層増加という特徴が強まることもうかがえます。

尚、これは首都圏全体を集計したものですが、1都3県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)をそれぞれ個別にみてもストック数の増減は概ね同様の傾向を示しています。

【フロー】15~34歳の若年層の流入が多いが、高齢化の勢いには負ける

一方、流出入人口について、下の図は2011年~2015年までの首都圏の純流出入した人口(=流入人口-流出人口)を年齢別に合算したものです(総務省の公表データなどを基に作成)。

尚、移動当時の年齢によって単純に合計している点に注意してください。つまり、2011年に23歳だった人が首都圏に流入した人は、2015年には27歳となっており年齢階層は一つ横(25~29歳)にズレますが、2011年当時の人口でそのまま20~24歳の人口に合算しています。

また、居住人口(ストック)では縦軸が「万人」単位であるのに対して、移動人口(フロー)は「人」単位であることに注意ください。

これをみると、流入人口は15~34歳までの若年層に偏っており、大学の進学や働き口を求め首都圏に移り住んでいる様子がうかがえます。しかしその絶対数については、ストック人口の減り方を補えるまでの勢いはありません。

例えば、20~24歳の若者が5年間で28万人流入しているとはいえ、結果としてストック人口は▲12万人も減少しているのです。少子化で若者層がどんどん減り続けている中、流入人口でまかなえていない状況です。

高齢者人口はストックもフローも増加。利便性の高いエリアへ住み替え

75歳以上の高齢者はストックもフローもプラス(増加)となっています。

郊外にマイホームを建てて現役世代を過ごした層が、老後に便利な駅近のマンションや、首都圏に住む子どもとの同居・隣居・近居のために移住しているためです。

また、首都圏に在住していてもより利便性の高い場所へ移り住む動きもみられます。

90歳以上でも、首都圏への流入が毎年500人前後もあります。今後、住み継ぐライフスタイルが超高齢社会の進展とともにますます定着していくものと考えられます。

家にもローンにも縛られず、自由な人生を過ごすためにも、住み替えることを念頭に置いたマイホーム購入が大切といえるでしょう。

60歳はまだ若い、第二の人生の開始時期?!75歳以上で便利な都心へ回帰する傾向

60歳前後では人口流出が膨らんでいますが、これは首都圏で働いていた労働人口が定年期を迎え、地方で暮らす子どもとの同居・隣居・近居や高齢者施設への移動、地方への転職など、老後のライフスタイルを変え地方へでている層が一定数いるためと考えられます。

日本老年学会が「高齢者」という言葉の定義を「75歳以上」に引き上げる提言を行っているくらいであり、60歳前後はまだまだ元気な世代、首都圏で働いた人が第二の人生(働き口)として地方を選ぶことも増えています。

一方で、75歳以上の年齢になると便利な首都圏の駅から近いマンションの需要が根強い状況です。

やはり病院や商業施設が揃った環境が便利となり、また戸建てよりも共用部の管理を管理組合などがしっかり行うマンションの方が好まれるためでしょう。

自分の好きな時に住み継ぐことに備えるためにも、高値で売れるマイホーム購入をしておくことが大切です。資産価値にこだわって住宅を買いましょう!

 

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